電話の内容は相談があるのでこれから会いたいと言う内容だった。
浩はすぐに綾の家まで迎えにいった。
綾は車に乗り込んでくるとゆっくり話ができる所に行って欲しいと告げた。
浩は近くの海岸に車を止めて綾に問いかけた。
「なんなん?」 「かしこまって相談なんて?」
綾は話始めた。
「うちな〜夜辞めようと思うんよ!」 「昼間の仕事しようと思って!」
浩はさらに聞く。
「昼の仕事って何するん?」
続けて綾。
「美容の仕事がしたいと思ってもう面接受けたんよ!」
「そしたら受かって四日後から東京の本社で一週間研修に行くんよ!」
「それでな、東京から帰ったら真面目な話があるんよ!」
「それまで待っとってな!」
浩は話の内容が呑み込めず聞き返した。
「何の話なん?」 「話なら今すればいいが!?」
「それに待っとってってどういう意味?」 「さっぱり解からんよ!」
綾はニコッと笑うとうれしそうに
「いいの。とにかく帰ったら連絡するから会おうね!」
と言うと後はいつもの友達の会話にもどった。
浩は意味の解からないまま綾を家まで送り届けた。
帰りの車の中で浩は考えていた。綾は何が言いたかったんだろう?
いくら考えてもサッパリ解からない。気にする事でもないかそう思っていた。
ちょうど綾が研修に行った頃、浩は仕事の仲間と居酒屋で夕食を摂っていた。
すると優子から携帯がなる。
「浩、今どこにいるの?」
浩は答えた。
「みんなと飯くっとる!」
すると
「どこで?」
と優子。浩は続けた。
「優子の家のすぐ近くの居酒屋で食べとる!」
すると優子は
「今日仕事休みだからこれからそこに行ってもいい?」
と聞いてきた。浩はさらに続けた。
「来るって言ったってみんないるで!」 「それでも良かったら来ればいいよ!」
しばらくすると優子はタクシーに乗って浩たちのいる居酒屋に合流した。
食事も終わり帰宅しようとした時、その中の一人が浩に言った。
「浩さん車を修理に出しているのでそこまで送ってもらっていいですか?」
浩が優子を送る説明をしていると
「いいよ!私も一緒に行くからその後家に送って!」
浩は了承し仕事の仲間を送ると続いて優子を送るために車を発進させた。
この後運命は大きく動き始める。

